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    点検 2024.03.01

    外壁の赤外線調査とは?打診調査との違いや費用について解説

    #マンション#打診調査

    最終更新:2024.03.01

    建築基準法第12条において、特定建築物に該当する建物は特定建築物調査を実施し、定期報告を行うことが義務付けられています。

     

    特定建築物調査には複数の点検項目があります。その中の外壁点検は、赤外線調査で実施するのが主流の方法の一つです。

     

    そこで今回は、外壁赤外線調査の特徴や打診調査との違い、費用相場などを解説します。外壁調査の実施を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

     

    関連記事:12条点検とは?対象や詳しい検査項目などを解説

     

    外壁調査とは

    外壁調査とは、外壁の劣化や不具合を調べることです。

     

    外壁は経年劣化によってひび割れや剥がれといった劣化が表れ、放っておくとタイルの剝落による人災や雨漏れなど、深刻な事故・トラブルにつながる恐れがあります。そこで外壁調査を実施し、劣化に合わせた修繕が必要となるのです。

     

    また、建築基準法第12条において、特定建築物に該当する建物の特定建築物調査、定期報告を義務付けており、点検項目の一つとして全面打診等調査による外壁点検があります。

     

    建築基準法では、外壁の劣化による事故・トラブルの防止、大規模修繕のときの修繕費用の目安の算出などを目的に、外壁調査を義務付けているのです。

     

    なお、以下の記事にて外壁調査について詳しく解説しています。

     

    関連記事:外壁調査とは?必要性や調査方法、業者に依頼するときのポイントを解説

     

    外壁赤外線調査と打診調査の違いは?

    外壁調査の代表的な方法は「赤外線調査」と「打診調査」の2つです。それぞれの特徴・メリット・デメリットは以下の表のとおりです。

     

    赤外線調査 打診調査
    特徴 赤外線カメラで外壁を撮影し、

    サーモグラフィ画像・映像による温度差などから

    劣化・不具合を見つける方法。

    打診棒という専用の器具で外壁を叩き、

    異音から不具合や劣化を見つける方法。

    打診調査と同時に目視調査も実施される。

    メリット
    • 調査費用が安い
    • 調査時の安全性が高い
    • 作業員数が少ない
    • 作業日数が短い
    • 建物に触れずに調査が可能
    • 足場が不要
    • 調査精度が高い
    • 細部まで調査可能
    デメリット
    • 晴れの日しか調査を実施できない
    • 外壁が濡れた状態だと調査の精度が下がる
    • 建物によっては調査が実施できない
    • 調査費用が高い
    • 高所作業となるため危険を伴う
    • 手作業による調査、交通整理など大勢の作業員の確保が必要
    • 作業日数が長い
    • 外壁を叩いて調査する必要がある
    • 足場の設置・解体、調査時の騒音が気になりやすい

     

    赤外線調査と打診調査は、調査方法が大きく異なるため、メリット・デメリットにも違いがあります。

     

    打診調査は、作業員が外壁を手作業で調査することが最大の特徴です。作業員によって調査精度にやや差が出る可能性があるものの、手作業で外壁全面を調査するため高精度の点検が期待できます。

     

    しかし、足場が必要であったり、足場が組めないところはロープを使って宙吊り状態で調査したりすることから、調査にかかる人数や時間が多くなり、結果的に調査費用が高額になりがちです。

     

    一方、赤外線調査は外壁材を1枚ずつ調べる打診調査に比べると正確性は欠けるものの、調査精度が低いわけではありません。

     

    また、足場を組まずに地上から点検可能であるため、安全性の高い調査が可能です。さらに、少人数で広範囲を効率的に調査できることから、作業にかかる時間やコストを削減しやすい点も魅力です。

    外壁赤外線調査の流れ

    外壁赤外線調査を実施するときは、以下の流れで進めていくのが基本です。

     

    1. ヒアリング
    2. 事前調査
    3. 撮影条件の確認
    4. 赤外線調査を実施
    5. 赤外線画像の解析
    6. 赤外調査の報告書の作成・提出

     

    まず、事前調査は調査当日に行われます。その際、天候や風の強さ、建物の周辺に何があるのかなどを確認し、赤外線調査が問題なく実施できるかチェックします。

     

    その後、撮影条件の確認では、赤外線カメラの位置や水平角の確認などが行われ、スムーズに調査が実施できるよう準備が進められ、赤外線調査が実施されます。

     

    なお、赤外線調査は撮影して終わりではなく、その後の解析が重要です。赤外線調査のほか、目視調査や打診調査を実施している場合、すべての調査結果を集め、外壁の劣化状況の解析・診断が行われます。調査対象の建物の形状や規模、劣化状態によりますが、調査対象の面積2,000㎡に対して2〜5日程度の解析日数がかかるでしょう。

     

    そして、データの解析が終わったら報告書としてまとめられ、依頼者が報告書を受け取って完了となります。

     

    外壁赤外線調査の費用相場

    次に、外壁赤外線調査の費用相場を見ていきましょう。

     

    「DRONE FRONTIER」の料金設定を参考にすると、1㎡あたり390円となっており、調査面積1,000㎡の建物で赤外線調査を実施する場合は39万円の調査費用がかかります。

     

    一方、足場が必要となる外壁の打診調査を行うと、1,000㎡の建物で約100万円ほどかかります。

     

    つまり、赤外線調査は打診調査と比較して、大きなコストカットが期待できるのです。

     

    ただし、建物の形状や規模、劣化状態によって費用が変わるため、詳細な赤外線調査の費用については業者に見積もりを作成してもらうようにしましょう。

     

    参考:ドローンによる赤外線外壁調査|ドローン・フロンティア

    外壁赤外線調査はドローンでも実施可能

    従来の赤外線調査は、地上から調査対象の外壁を撮影するのが一般的でした。

     

    しかし、赤外線調査の精度を維持するには、外壁に対して一定の角度を保つ必要があることから、高層階の赤外線調査は地上から実施できないことがデメリットとなっていました。

     

    そこで、最近では赤外線カメラを搭載したドローンを活用し、外壁調査を実施するケースが増えています。ドローンを使うことで、外壁に対して常に一定の距離・角度を保ちながら撮影でき、高層階でも効率よく赤外線調査を実施できます。

     

    建物が密集しているなどで、すべての外壁調査をドローンによる赤外線調査で実施するのはむずかしいですが、積極的に活用することでメリットを得られる可能性があるため、利用を検討してみてください。

     

    ドローンによる点検についての詳細は以下の記事をご覧ください。

    関連記事:ドローン点検とは?メリット・デメリットや点検事例、費用相場を詳しく解説

     

    ドローンによる外壁赤外線調査を活用してみよう

    今回は、外壁赤外線調査について解説しました。

     

    外壁赤外線調査は、打診点検と比べて点検にかかる作業員数や時間を削減できることから、調査費用を押さえて外壁調査を実施可能です。また、足場が不要で地上から点検できるため、安全性の高い調査が可能です。

     

    とくに最近では、赤外線カメラを搭載したドローンを使って外壁調査を実施することも注目されています。

     

    効率的かつ費用を抑えた外壁調査を検討したい方は、積極的にドローンによる外壁赤外線調査を利用してみてください。

     

    また、ドローン業者に点検のお見積りやご相談を希望の方はお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。

     

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