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近年、ドローンを取り巻く環境が急速に変化し、映画やドラマの撮影などで用いられるケースが増加しています。
さらに、ドローンは空撮技術を生かして、建設や土木工事の現場で測量を行う際にも活用され始めています。
そこで今回は、ドローン測量とは何か、種類やメリット・デメリット、費用相場などを解説します。また、具体的なドローン測量の手順についても解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
国土交通省が推奨する「i-Construction」により、2016年3月から公共工事においてドローン測量が用いられるようになりました。
i-Constructionとは、国土交通省が掲げる20個の生産性革命プロジェクトの一つであり、建設現場における設計や施工、検査、現場の維持・管理などのプロセスをICTを導入することで向上させることを目指す取り組みです。
なかでも、ドローン測量とは、ドローンの空撮によって建設現場の写真を撮影することで、対象エリアの形状を計測するものです。測量範囲によりますが、空撮自体は数十分で済むことが多いため、人力による測量よりも大幅に工数を削減できるとして注目されています。
ドローン測量は、ドローンに搭載したセンサーやカメラで、上空から対象エリアの地形を測るものです。では、従来の測量方法とドローン測量は具体的にどのようなポイントが異なるのか、見ていきましょう。
従来の測量方法 | ドローン測量 | ||
地上での測量 | 航空機を使った測量 | ||
方法 | 距離と角度を測れる装置(トータルステーション)を利用し、地上から測量する | セスナなどを使用し、上空(高空)から写真やレーザー照射を行って測量する | ドローンを使用し、上空(低空)から写真やレーザー照射を行って測量する |
適した測量範囲 | 小範囲 | 広範囲 | 中~広範囲 |
コスト | 範囲によっては高い | 高い | 比較的安い |
従来の測量方法といえば、地上から専用の装置を使って人力で測量する、もしくは航空機を使って測量するのが一般的でした。
地上での測量は、小範囲を測量するだけでも工数がかかるため、工事現場など広い範囲を測量するには膨大な時間とコストがかかります。一方、航空機を使って測量を行えば、短時間で広範囲を測量可能です。しかし、航空機や操縦者の手配などが必要となり、結果的に高額な費用がかかります。
ドローン測量は、地上での測量と航空機による測量の中間的位置づけであり、それぞれのデメリットを解消できる測量方法として注目されています。ドローンを活用すれば、中〜広範囲を短時間で測量できるうえに、航空機を使って測量するよりも費用を抑えやすい傾向にあります。
従来の測量方法とドローン測量の違いについて解説しましたが、ひとえにドローン測量といっても3種類の方法があります。
種類によって、特徴や適した測量範囲・シーンなどが異なるため、違いを見ていきましょう。
ドローンによる写真測量とは、地上に設置した標定点(GCP)をベースに、ドローンに搭載したカメラで対象範囲を重複させるように空撮し、撮影した写真データをつなぎ合わせて地形情報を調べる測量方法です。なお、標定点(GCP)とは、あらかじめ正確な座標がわかっているポイントのことを指します。
ドローンにはカメラが標準搭載されているため、コストを抑えて測量できることがメリットです。
ただし、写真では地上の起伏を細かく読み取ることがむずかしいため、木が生い茂っている場所など、障害物となる物が多いところの測量には不向きです。
反対に、地表が見えている場所は測量可能であり、レーザー測量よりもコストを抑えやすいでしょう。
レーザー測量とは、ドローンに搭載したレーザー測距装置から対象となるエリアへレーザー光線を照射し、レーザーの反射によって距離情報を取得する測量方法です。
レーザー光線を照射するため、写真測量が不向きな木々が生い茂っているエリアなども正確に測量できます。また、写真測量よりも標定点(GCP)を大幅に減らせるため、測量時間を短縮しやすいこともメリットといえるでしょう。
ただし、ドローンに搭載可能なレーザー測距装置は高価なものが多く、カメラ測量よりも導入コストが高額になることがデメリットです。
グリーンレーザー測量は、レーザー測量の一種であり、川や海など特殊な環境でも測量可能であることが特徴です。
水の影響を受けない特殊なレーザーを搭載しているため、川底などの地形をドローンで測量できます。川や海での測量を人力で行うのは膨大な工数がかかるうえに、危険を伴うため、画期的な方法として注目されています。
従来の測量方法と比較して、メリットが多いことから測量にドローンが活用され始めています。
ここでは、ドローン測量の具体的なメリットを見ていきましょう。
従来の測量方法として一般的であった、地上で測量を実施する方法と比較して、ドローン測量は作業人時を大幅に削減できることがメリットです。
国土交通省が発表している「ICT土木事例集(測量業務編)」によると、 天竜川水系小渋川流域測量業務において、地上測量では5日(40時間)の作業工数が必要であったところ、ドローン測量を実施したことで1日(1時間)に短縮できたと報告されています。
また、測量で取得したデータを3Dデータへ編集するという内作業の工程においても、地上測量が3日かかったのに対し、ドローン測量では半日に短縮されています。
ドローン測量は、専用ソフトを使った自動解析を実施できるため、内作業の工程も大幅に短縮できるのです。
さらに、地上測量では現場作業員15名と内作業員2名の合計17名が必要であったのに対し、ドローン測量では現場作業員5名と内作業員1名の合計6名で測量が完了しており、時間だけでなく、必要な人員数も大幅に削減できていることがわかります。
このように、従来の地上測量と比較して、時間・人員の両方の削減効果を発揮しているのです。
ドローン測量は、ほかの測量方法と比較して、測量費用が抑えやすいこともメリットです。
先に解説したとおり、ドローン測量は地上測量と比較して、時間・人員の両方を削減できるため、測量コストを抑えられます。
また、航空機を使った測量と比較しても、ドローン測量の方が費用を抑えやすい傾向にあります。
ドローン測量の場合、機材の購入費用として数十万円ほどかかりますが、一度機材を揃えてしまえば計測の度に高額な費用負担がかかることはありません。一方、航空機を使って測量する場合、計測する度に航空機を手配して飛ばすことになるため、1回あたり数十万円〜数百万円の費用がかかります。
複数回、測量を実施する可能性があるなら、ドローン測量が最も測量費用を抑えやすいといえるでしょう。
ドローン測量は、人の立ち入りが困難な場所でも比較的簡単に測量できることもメリットとして挙げられます。
測量が困難な場所とは、土砂崩れや河川の氾濫で危険区域となっている場所や崖、傾斜の多い場所などが代表的です。
このようなエリアは、人が入って測量するのが困難ですが、地上から計測できるドローンを使えば測量できるケースがあるのです。
ドローンは撮影した地形情報を3次元点群データとして保存しているため、専用ソフトを使えば簡単に3Dデータを取得できることもメリットの一つです。
従来の地上測量の場合、測量したデータを3Dデータへ編集するという工程においても、時間がかかっていました。
たとえば、先ほど解説した「ICT土木事例集(測量業務編)」の天竜川水系小渋川流域測量業務においても、地上測量で取得したデータを3Dデータへ編集するのに作業員2名で3日かかっていたことから、データを編集するのにも工数を要していることがわかります。
しかし、ドローン測量では同作業を作業員1人で半日で完了しており、ドローンを活用することで作業負担軽減につながっているといえるでしょう。
ドローン測量は、建設や土木工事の現場にとって多くのメリットがあります。
しかし、ドローン測量はメリットだけでなくデメリットもあるため、具体的にどのようなデメリットが挙げられているのか見ていきましょう。
ドローン測量に用いられるドローンは、連続飛行時間が30分程度の機体が一般的です。
しかし、測量範囲が広くなると、30分では計測できないケースも珍しくありません。その場合、予備のバッテリーを用意するなどの対策が必要になります。
測量範囲によっては、何度も作業を中断してバッテリを交換しなければならず、予想以上に測量時間がかかる可能性があるため注意しましょう。
ドローン測量は、中〜広範囲の計測に適しており、測量範囲が狭いと割高になる可能性があることもデメリットです。
狭い範囲の測量であれば、人力による地上測量の方が費用を抑えられることがあり、すべてのケースでドローン測量が費用を抑えられるわけではありません。さらに、人が簡単に立ち入りできたり、凹凸がなく計測しやすかったりする場合も、地上計測の方が安くする場合があります。
測量にかかる費用を重視する場合、測量範囲や場所に応じて、最適な方法を選択するようにしましょう。
ドローン測量は、天候に左右されやすいこともデメリットとして挙げられます。
ドローンは雨や風に弱く、測量実施日の天候によっては計測を別日に延期しなければなりません。防水・防塵機能を搭載しているドローンもありますが、故障リスクを高めるため避けるべきだといえます。
なお、急な突風や大雨の影響で点検を中断せざるを得ないケースもあり、天候に左右されやすいのはデメリットといえるでしょう。
測量だけに限らず、ドローンの飛行に特別な資格や免許は必要ありません。
測量のためにドローンを飛ばすだけであれば、資格や免許を持っていなくても可能です。
しかし、測量自体を行うには「測量士」「測量士補」のいずれかの国家資格を取得する必要があります。
自身でドローン測量を行う場合は、どちらかの国家資格を取得しましょう。
「測量士」と「測量士補」以外に、ドローン測量に関連する資格を紹介します。
ドローン測量管理士は、一般社団法人ドローン測量教育研究機構(DSERO)が付与するドローン測量の民間認定資格です。
ドローン測量の計画や管理を担当する中級~上級の技術者向けの資格といえます。
ドローン測量を用いたプロジェクト全体の管理能力を問われる試験で、ドローンで得たデータの品質管理やリスク管理といった包括的な知識が求められます。
試験は筆記と面接で構成され、前期と後期で1回ずつ、年2回受験のチャンスがあります。
公式サイト:DSERO認定資格|一般社団法人ドローン測量教育研究機構
ドローン測量技能士は、ドローン測量管理士同様にDSEROが付与するドローン測量の民間認定資格で、ドローンを直接操作して測量を行う初級~中級の技術者向けの資格です。
ドローン測量技能士は、飛行計画の立て方やデータ収集の方法、基礎的なデータ解析など実務に直結するスキルが問われます。
試験はドローン測量管理士と同じく、筆記と面接で構成されています。
公式サイト:DSERO認定資格|一般社団法人ドローン測量教育研究機構
地理空間情報専門技術認定は、すでに測量士や測量士補の国家資格を持っている人を対象にした認定試験です。
測量やGIS(地理情報システム)などの分野で、データ収集・解析や管理、応用技術に関する専門性が求められます。試験は筆記と面接で構成され、難易度はやや高めです。合格率は毎年変動するものの、おおむね50%前後となっています。
公式サイト:地理空間情報専門技術認定について|公益社団法人日本測量協会
ドローン測量について興味を持っているものの
「いったいいくらかかるの?」
「ドローン測量の費用相場が知りたい」
など、費用面が気になっている方も多いでしょう。
ここでは、ドローン測量の費用相場を解説します。
まずは、自社で機材を揃える場合の費用相場を見ていきましょう。
ドローン測量(写真) | ドローン測量(レーザー) | |
ドローン本体 | 20~200万円前後 | 本体:20~200万円前後
レーザー:250万円前後 |
タブレット | 4万円前後 | 4万円前後 |
標定点測定機 | 購入:100万円〜
レンタル:約10万円/月 |
購入:100万円〜
レンタル:約10万円/月 |
データ解析ソフト | 20万〜50万円 | 20万〜50万円 |
ドローン保険 | 賠償責任保険/数千円〜2万円前後
機体保険/数万円〜 |
賠償責任保険/数千円〜2万円前後
機体保険/数万円〜 |
諸費用 | メンテナンス費用:3,000円 | メンテナンス費用:3,000円 |
合計 | 約240万円
(ドローン本体100万円、標定点測定機100万円、データ解析ソフト30万円、保険3万円として計算) |
約490万円
(ドローン本体100万円、標定点測定機100万円、データ解析ソフト30万円、保険3万円として計算) |
自社でドローン測量に必要な機材を取り揃える場合、写真による測量で約240万円、レーザー測量の場合は約490万円の導入コストがかかります。
ドローンのなかには数万円程度の安価なものもありますが、精度が求められる測量では、最低でも20万円以上のモデルが望ましいでしょう。
また、高精度な測量が可能なシステムを搭載したドローンは、100万円前後が相場となっています。
ドローン測量に必要な機材を自社で購入する場合、写真測量であっても約240万円程度の初期費用がかかります。
また、ドローン測量は機材を揃えるだけでなく、測量技術を持った操縦者を見つけなければならない、飛行方法や飛行空域によっては許可や承認が必要となるなどのハードルもあります。
そこで、導入コストや手間を省いてドローン測量を実施したい場合は、専門業者に外注するのも選択肢の一つです。
ドローン測量の外注費は以下のとおりです。
導入コストや維持費がかからないうえに、撮影やデータの解析なども任せられます。また、測量の精度も期待できることがメリットです。
最後に、ドローン測量の手順を解説します。
ドローン測量の一般的な手順は以下のとおりです。
まず、ドローン測量を実施する前に現地調査を実施します。
ドローンを飛ばすときは、飛行空域や飛行方法によって航空法や小型無人機等飛行禁止法が関係し、飛行禁止区域が定められていたり、飛行前に許可や承認が必要となったりするケースがあります。
そのため、事前に許可や承認が必要なのかなどを確認する必要があるのです。
また、現地調査で写真測量とレーザー測量のどちらが適しているのかを確認します。
現地調査が終わったら、測量を実施するための飛行ルートを作成します。
飛行ルートとは、ドローンを飛ばす道筋のことで、どのようなルートをどのような高度で飛ばすのかを決める工程を指します。
最適な飛行ルートは測量方法やドローンの性能によって変わり、飛行ルートによって測量の精度が変わる重要な工程であるため、正確なルート作成を意識しましょう。
標定点(GCP)とは、座標がわかっているポイントのことであり、この標定点を設置していくのが次の工程です。
なお、標定点の配置は公共測量マニュアルで定められています。
ここまで準備ができたら、いよいよドローンで測量を行う工程となります。
ドローン測量は、基本的にあらかじめ作成した飛行ルートに沿って飛ばしますが、地形によってはルートに従わず、操縦して計測しなければならないこともあります。
飛行ルートを決めているからと安心することなく、モニターから計測状況を確認するようにしましょう。
ドローンで撮影したデータを、専用ソフトで解析し3Dデータを作成します。
3Dデータ作成のほか、撮影写真を繋ぎ合わせたり、距離や免責、角度などを計測したりするのもこちらの工程で実施されます。
解析が終わったら、3Dデータなどの成果物を納品して終了となります。
以上が一般的なドローン測量の流れとなります。どのような流れで実施するのか把握しておくことで、スムーズな測量を実施することにつながるでしょう。
ここからは、ドローン測量のデータ解析・生成用のおすすめのソフトを紹介します。
画像引用元:KUMIKI公式サイト
KUMIKIは日本製のクラウド型ドローン測量ソフトです。
操作性に優れており、測量ソフトをあまり使ったことがない人でも簡単にデータ解析・生成ができます。
大容量のデータでも画面がフリーズせず、1GB以上の重さのデータもサクサク表示されます。
ソフトの導入から定着、活用までカスタマーサクセスが一貫してサポートしてくれる点も魅力です。
測量ソフト名 | KUMIKI |
ソフトタイプ | クラウド型 |
主な機能 | ・地形データ生成(オルソ画像 / 点群データ / DSM / 3Dモデル / 等高線)
・位置補正 ・計測 / 測定(ドーナツポリゴン計測含む) ・プロジェクト管理 ・レポート出力 ・データ出力 ・他社連携 など |
価格 | ・ベーシック(ライト / スタンダード / アドバンス):要問合せ
・プロフェッショナル(ライト / スタンダード / アドバンス):要問合せ |
公式サイト | https://smx-kumiki.com/ |
※2024年5月時点
画像引用元:Pix4Dmapper公式サイト
Pix4Dmapperは、スイス産のドローン測量ソフトです。クラウド型とデスクトップの両方に対応しています。
Pix4Dmapperの特徴は、測定結果の誤差が1cm以内というデータ処理精度の高さです。正確に距離と体積を測定できるため、土木工事やアグリビジネス、災害救助など幅広い分野で利用されています。
Pix4Dmapperには15日間の無料期間があるので、導入前に使い心地を試すことが可能です。
測量ソフト名 | Pix4Dmapper |
ソフトタイプ | デスクトップ型 / クラウド型 |
主な機能 | ・地形データ生成(サーマルマップ、指数マップを含む)
・位置補正 ・計測 / 測定 ・プロジェクト管理 ・レポート出力 ・データ出力 など |
価格 | ・月間サブスクリプション:59,400円/月~
・年間サブスクリプション:49,500円/月~ ・買取ライセンス:951,500円 |
公式サイト | https://www.pix4d.com/jp/product/pix4dmapper-photogrammetry-software/ |
※2024年5月時点 / 税込み
画像引用元:TerraMapper公式サイト
TerraMapperは、産業向けドローンサービスを展開するテラドローン社の測量ソフトです。
TerraMapperはデスクトップ型ソフトでありながら1ライセンスが495,000円(税込)と、他社のデスクトップ型測量ソフトよりも低価格な点がメリットです。
「デスクトップ型の測量ソフトが欲しいけど導入費用は抑えたい」というニーズに応えています。
TerraMapperにはPix4Dmapper同様、14日間の無料お試し期間があります。気になる人は体験版を使ってみましょう。
測量ソフト名 | TerraMapper |
ソフトタイプ | デスクトップ型 |
主な機能 | ・地形データ生成(縦横断面図、点群ビューワーを含める)
・位置補正 ・計測 / 測定 ・土量計算 / 土量比較 ・対空標高認識(自動) ・プロジェクト管理 ・レポート出力 ・データ出力 など |
価格 | 1ライセンス:495,000円
ソフトウェア保守:年間77,000円 |
公式サイト | https://mapper.terra-drone.net/ |
※2024年5月時点 / 税込み
関連記事:ドローン測量のおすすめソフト5選!特徴や価格を比較
ドローン測量におすすめの機体を以下に表でまとめました。
機体名 | DJI Phantom 4 RTK | Sony Airpeak S1 | Parrot Anafi USA |
販売会社 | DJI | SONY | Parrot |
価格 | 約70万円
(販売店ごとに異なる) |
約130万円
(機体のみ) |
約82万円
(販売店ごとに異なる) |
センサー | 1インチCMOS | カメラは別売り
(αシリーズを搭載可能) |
1/2.4インチCMOSセンサー(ズームカメラ)
FLIR Boson 320(サーマルカメラ) |
画素数 | 2000万画素 | 搭載カメラによって異なる
(α7R IVは6100万画素) |
2000万画素 |
最大飛行時間 | 約30分 | 約22分 | 約32分 |
特徴 | ・誤差±5cm以内の精度でデータ取得が可能
・自動飛行プラン機能や障害物回避機能あり ・コンパクトで持ち運びしやすい |
・高精度な位置情報と安定した飛行性能が特徴
・風速20m/sの風にも耐える ・専用アプリで操縦可能 ・飛行モードが豊富 |
・高精度のズームカメラとサーマルカメラを搭載
・頑丈なつくりで耐久性が高い ・コンパクトで持ち運びしやすい |
また、測量ドローンを選ぶ際は、以下のポイントを押さえておきましょう。
上記以外にも安全性や利便性、使いたい性能があるかどうかも考慮して選ぶのがおすすめです。
ここからは、ドローン測量を実施しているおすすめの会社をエリアごとに紹介します。
画像引用元:白金測量事務所公式サイト
白金測量事務所はRTK技術を搭載した最新のドローンを使用し、誤差がセンチメートル単位の高精度な測量を行っています。
地形測量や建築現場の進捗管理、インフラ点検などさまざまな用途の測量に対応し、立ち入ることが難しい場所の測量や、広範囲にわたる測量も得意です。測量のノウハウを熟知した測量士が最新ソフトを使いデータ解析・生成を行い、スピーディーで信頼性の高いサービスを提供しています。
会社名 | 白金測量事務所株式会社 |
住所 | 東京都府中市是政2丁目38番地58 |
電話番号 | 042-310-9533 |
公式サイト | https://shirokanesokuryou.co.jp/ |
※2024年5月時点
画像引用元:Y’s Air公式サイト
Y’s Airは、最新ドローンや独自開発の飛行プランソフトを使った高精度な測量を行う会社です。
Y’s Airは、都市部の複雑な地形の測量を得意としています。高層ビルや狭いエリアでも高い精度を保ったまま効率的にデータを取得できるので、建設業界やインフラ管理など幅広い分野で評判です。
一般的な測量のほかに3Dモデリングやデジタル地形図作成といった付加価値の高いサービスも展開しており、クライアントのさまざまなニーズに応えます。
会社名 | Y’s Air(ワイズエアー) |
住所 | 東京都品川区荏原6-2-3 1F |
電話番号 | 080-8837-1300 |
公式サイト | https://www.ysair-inc.com/ |
※2024年5月時点
画像引用元:松本測量公式サイト
松本測量は、建築現場のドローン測量を得意とする会社です。
松本測量にはドローン操作やデータ解析の専門資格を持つスタッフが在籍しており、質の高いデータの提供を行っています。最新のドローン機器と測量ソフトを使って、センチメートル級の精度のデータを生成します。その実力から、特に精密測量が求められるプロジェクトでの実績が豊富です。
社員研修にも力を入れているため、技術者一人ひとりのレベルの高さも魅力です。
会社名 | 株式会社松本測量 |
住所 | 千葉県印西市草深2478-32(本社) |
電話番号 | 0476-37-4915 |
公式サイト | https://www.matu-soku.com/ |
※2024年5月時点
SKY SHARKSは、測量のほかに外壁調査や動画撮影など、ドローンを活用したさまざまなサービスを提供する会社です。海岸近くを拠点としていることもあり、サーフィンのドローン撮影も得意としています。
SKY SHARKSのドローン測量は、地形測量や建設現場のモニタリング、農業分野での解析など幅広い用途に対応しています。耐久性の高いドローンを使用しているため、通常のドローンよりも風速や天候の影響を受けにくい点もメリットといえます。
ドローンの操作経験が豊富なパイロットが在籍しているので、効率良く精度の高いデータ取得が可能です。
会社名 | 株式会社SKY SHARKS |
住所 | 神奈川県藤沢市鵠沼海岸1-6-13 ドッグガーデンリゾート湘南江ノ島503 |
電話番号 | 080-4434-2701 |
公式サイト | https://www.sky-sharks.co.jp/ |
※2024年5月時点
画像引用元:ドローン測量センター公式サイト
ドローン測量センターは、小嶋登記測量事務所が運営するドローン測量事業です。
ドローン測量センターは、地形測量や建設現場のモニタリング、農業用地の管理などさまざまな分野の測量実績があります。プロジェクトごとに専任の測量士やエンジニアがつき、クライアントのニーズに細やかに対応したデータ取得を行っています。顧客志向のサービスと高品質な成果物がドローン測量センターの特徴といえるでしょう。
会社名 | 小嶋登記測量事務所 |
住所 | 神奈川県横浜市神奈川区三ツ沢中町18-2 |
電話番号 | 045-624-9003 |
公式サイト | https://drone.sokuryou.jp/ |
※2024年5月時点
画像引用元:エミー測量設計公式サイト
エミー測量設計は、地域に密着したサービスが特徴の測量会社です。
ドローン以外にも工事測量や海上測量、GNSS測量など測量全般に対応しており、豊富なノウハウで高精度かつ効率的な測量サービスを提供しています。
地域密着企業として、地元の景観や環境に配慮した測量計画、持続可能な開発やインフラ整備に貢献しています。こうした地域への貢献度の高さから、地元の中小企業や地域自治体からも評判です。
価格帯もリーズナブルなので、地元の測量会社を利用したい人におすすめです。
会社名 | エミー測量設計有限会社 |
住所 | 神奈川県横浜市神奈川区反町2-14-3パークショア横浜801
(営業事務所) |
電話番号 | 045-323-1129 |
公式サイト | https://emmie-survey.com/ |
※2024年5月時点
画像引用元:HanaDrone公式サイト
HanaDroneは、ドローン空撮や測量・点検、災害現場の人命救助支援など、ドローンを用いたさまざまな事業を行う会社です。
RTK技術によって高精度な測量が可能で、地形の詳細な3Dモデルの生成やインフラの点検、農業分野での土地管理にも利用されています。法人はもちろん、個人の依頼にも対応可能です。
HanaDroneでは3種類のドローン機体を、サービスに合わせて使い分けています。埼玉県内でドローン測量を考えている人はまず見積もり依頼を出してみましょう。
会社名 | 花房浩二(運営者) |
住所 | 埼玉県さいたま市西区内野本郷424-95 |
電話番号 | 048-657-8085 |
公式サイト | https://hana-drone.com/ |
※2024年5月時点
画像引用元:押田空間測量公式サイト
押田空間測量は、埼玉県全域で展開するドローン測量・空撮の会社です。
ドローン測量はもちろん、現況地形図や土地求積図の作成、土地造成設計など、測量にまつわるさまざまなサービスを提供しています。
また、測量のほかにイベントやプロモーション撮影にも対応しています。ドローン空撮は45分までで33,000円(税込)からと、比較的リーズナブルな点も魅力です。
押田空間測量は埼玉県近郊でも業務を行っているので、埼玉県の近くに住んでいる人にもおすすめです。
会社名 | 押田空間測量 |
住所 | 埼玉県本庄市栄1丁目5-26 |
電話番号 | 0495-71-9808 |
公式サイト | https://www.oshida-8.com/ |
※2024年5月時点
画像引用元:船橋DRONE STATION公式サイト
船橋DRONE STATIONは、株式会社大木無線電機が行っているドローン事業です。ドローン測量・点検をはじめ、空撮や映像制作、農薬散布、ドローンの販売を行っています。
ドローン測量では、高精度なMatrice 300 RTKやズームカメラ・サーマルカメラを搭載したMatrice 30Tなど、最新のドローン機体を用いた効率的な測量・点検が評判です。赤外線カメラで野生動物の生態調査や農作物の生育調査も行っています。
また、船橋DRONE STATIONは一般社団法人日本マルチコプター協会(JMA)認定のドローンスクールでもあります。ドローンの操縦を学びたい人にもおすすめの会社です。
会社名 | 株式会社大木無線電機 |
住所 | 千葉県船橋市芝山4丁目18-1 |
電話番号 | 047-465-4186 |
公式サイト | https://funabashi-drone.com/ |
※2024年5月時点
画像引用元:ジオグラフィック公式サイト
ジオグラフィックは、ドローン測量をはじめ土質調査やロープワーク、斜面調査・解析などを行う企業です。千葉県だけでなく、南関東全域で展開しています。
ジオグラフィックのドローン測量では、精度の高い画像をデータ化することで測量時間やコストを大幅に削減しながら高品質な成果物を作成します。小回りのきくドローン機体を使用するので、手間のかかる地形や危険が伴う場所の測量も問題ありません。
ジオグラフィックはデータをもとに地盤解析も行っています。土地全般のデータ取得・解析に強みを持つ企業といえるでしょう。
会社名 | 株式会社ジオグラフィック |
住所 | 千葉県千葉市美浜区稲毛海岸3-3-3-106 |
電話番号 | 043-243-4358(本社) |
公式サイト | https://www.geo-gra.com/ |
※2024年5月時点
画像引用元:磯野測量公式サイト
磯野測量は、40年以上測量業務を行ってきた老舗の測量会社です。
写真測量とレーザー測量の両方に対応しています。測量士のほかにDJI スペシャリストや第三級陸上特殊無線技士など、ドローン測量に特化した専門資格保有者が在籍しており、高精度で質の高いデータ解析・生成が可能です。
一般測量では基準点測量や河川測量、土地区画整理など幅広い測量を行っています。千葉県内で測量会社を探す際はまず見ておきたい企業です。
会社名 | 磯野測量株式会社 |
住所 | 千葉県いすみ市大原8945 |
電話番号 | 0470-62-3232 |
公式サイト | https://isono-s.co.jp/ |
※2024年5月時点
画像引用元:関西ドローン・ラボラトリーズ公式サイト
関西ドローン・ラボラトリーズは、大阪を拠点にドローン測量や空撮、点検サービスを提供する企業です。撮影だけでなく、3Dグラフィックスや3Dアニメの制作にも対応しています。
関西ドローン・ラボラトリーズの3D測量は約5万円から依頼可能で、料金のリーズナブルさが特徴です。料金が安いからといって質が劣ることはなく、写真測量・レーザー測量の両方で高精度で詳細なデータ取得・生成を行っています。
耐久性の高いドローン機体を用いているため悪天候にも強く、シーンを選ばず測量が可能です。
会社名 | 関西ドローン・ラボラトリーズ株式会社 |
住所 | 大阪府枚方市香里ケ丘11丁目35-52 |
電話番号 | 090-5673-8116 |
公式サイト | https://www.kansai-dronelab.com/ |
※2024年5月時点
画像引用元:アルファ技研公式サイト
アルファ技研は、建築測量からドローンによる土木測量や水準測量、用地測量まで、さまざまな測量に対応する会社です。
アルファ技研は広大な土地や人が入れない傾斜地、高所といった場所を、ドローンを駆使して迅速・正確に測量します。測量から図面作成まで2、3日で完了するので、大幅なコストカットも望めます。
ドローン検定協会や一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)の資格保有者がドローン操縦を担当し、高精度で的確なデータ取得が可能です。
会社名 | 有限会社アルファ技研 |
住所 | 大阪府交野市星田4丁目13-20アルカ―サル星田507号 |
電話番号 | 072-894-0001 |
公式サイト | https://www.alpha-g.co.jp/ |
※2024年5月時点
画像引用元:Sky Entrance公式サイト
Sky Entranceは一般社団法人日本ドローンビジネスサポート協会の大阪第1支部で、ドローンの写真測量・レーザー測量や空撮、農薬散布を行っています。。太陽光パネルや住宅の点検、災害時の調査にも対応しています。
Sky Entranceはドローン測量のほかに、ビジネスでドローンを活用したい人に向けた操縦講習も開催しています。数種類の検定コースも用意しているので、自身でドローンを利用したい人にもおすすめです。
ドローン測量の細かな料金設定は内容に応じて変わりますが、おおむね1haあたり15万~20万円程度が目安となっています。
会社名 | 一般社団法人日本ドローンビジネスサポート協会 |
住所 | 大阪府大阪市東淀川区東淡路4丁目17-15
Re:ZONE淡路01 206号室 |
電話番号 | 090-6200-9473 |
公式サイト | https://sky-entrance.jp/ |
※2024年5月時点
画像引用元:J.ace公式サイト
J.aceは、愛知県を拠点に幅広い測量業務を行う企業です。基準点測量やGNSS測量、用地測量、河川測量など、ドローン測量以外にも測量全般を実施しています。
施工管理者やCADオペレーター、現場事務員の派遣も引き受けています。
J.aceは業務に携わるスタッフの年齢層が20~30代と若く、新しい現場に挑戦する向上心と技術力の高さが魅力です。ドローンや3Dスキャナーなど、最新設備を積極的に導入しているため、今後さらなる高品質な測量サービスの提供が期待できます。
会社名 | 株式会社J.ace |
住所 | 愛知県名古屋市港区港楽3-8-16 明興産業ビル2階 |
電話番号 | 052-655-4317 |
公式サイト | https://jace603.jp/feature/drone/ |
※2024年5月時点
画像引用元:ドローン測量・空撮ネット
ドローン測量・空撮ネットは、ドローンを用いた測量、空撮、点検を展開する会社です。拠点は愛知県ですが、全国に対応しています。
ドローン測量・空撮ネットの強みは、ドローンの高い操作技術とわかりやすい料金設定です。母体が測量会社なのでドローン測量の実績が豊富で、安全で正確な飛行を行っています。
また、測量業務や飛行許可申請、保険などをまとめた明朗な見積もり作成も魅力です。費用を抑えながらドローン測量を依頼したい人におすすめできます。
会社名 | 株式会社藤田総合事務所(運営会社) |
住所 | 愛知県名古屋市北区清水5丁目22番10号 |
電話番号 | 052-981-3135 |
公式サイト | https://drone-sokuryou.biz/ |
※2024年5月時点
画像引用元:Drone Digital Arts
ドローンデジタルアーツは、ドローン測量や空撮、インスペクションやソーラーパネルの点検業務などを行う会社です。本社は愛知県ですが、全国展開しています。
3種類のドローン機体を使用し、用途に合わせた最適な測量を実施しています。高画質の可視カメラと特殊カメラを搭載しているので、スピーディーで高精度な測量が可能です。
また、ドローンデジタルアーツは水中でのドローン撮影にも対応しています。測量だけでなく水中構造物点検調査やダムの保守点検、船底点検を依頼したい人にもおすすめです。
会社名 | Drone Digital Arts(ドローンデジタルアーツ) |
住所 | 愛知県名古屋市東区筒井2-6-37 |
電話番号 | 052-931-1564 |
公式サイト | https://drone-digitalarts.jp/ |
※2024年5月時点
画像引用元:アスキム公式サイト
アスキムは、デジタル技術と「ヒト」「モノ」を掛け合わせ、幅広い分野で課題の分析・解析を行う企業です。中でもドローン測量や一般測量といった計測事業に力を入れています。
アスキムは特に土木・建設分野に強く、ドローンなどの最新技術を用いたDXも積極的にサポートしています。今後も最新テクノロジーを取り入れたさまざまなサービスを提供していくでしょう。
アスキムはドローン測量のほかに、ドローンスクール事業も行っています。ドローンを自分で操縦できるようになりたい人にもおすすめの企業です。
会社名 | アスキム株式会社 |
住所 | 福岡県筑紫野市永岡245番地12 |
電話番号 | 092-408-9977 |
公式サイト | https://www.askhim.jp/ |
※2024年5月時点
画像引用元:マリンサポートエンジニアリング
マリンサポートエンジニアリングは、港湾や漁港、海岸などの水辺における調査設計に特化したプロフェッショナルな集団です。
マリンサポートエンジニアリングが所有するドローン機体は、すべて最新のGPSシステムを搭載しています。自動飛行や自動帰還といった自律コントロール機能がついているので、安全性に配慮したドローン測量が可能です。
JUIDA無人航空機操縦士やJUIDA安全運航管理者、無人航空従事者3級などの資格保有者が操縦を担当するので、正確で高精度なデータを取得できます。
会社名 | 株式会社マリンサポートエンジニアリング |
住所 | 福岡県福岡市博多区博多駅東1丁目16-8 ITビル 3F |
電話番号 | 0800-600-1190 |
公式サイト | https://marine-se.jp/ |
※2024年5月時点
画像引用元:プライム技術開発
プライム技術開発は、ドローンを含めた測量分野に特化した会社です。
プライム技術開発で使用するドローン搭載型のレーザースキャナは、日本で設計・開発・組立を行った、純国産システムです。水に吸収されにくいグリーンの光を使っているため、これまで測量できなかった雨に濡れた地面や河床、浅海底の3次元モデルが作成できます。また、樹木に覆われた場所でも地表面をスキャニング可能です。
さまざまな地形、シチュエーションのドローン測量に対応しているので、一度は検討したい会社です。
会社名 | 株式会社プライム技術開発 |
住所 | 福岡市博多区板付2丁目1-2 |
電話番号 | 092-292-7075 |
公式サイト | https://www.prime-s.co.jp/ |
※2024年5月時点
今回は、ドローン測量について解説しました。
ドローン測量とは、地上からの測量と、航空機を使った測量の中間的位置づけとなる、バランスのよい測量方法です。
また、建設や土木工事現場において、測量にかかるコスト削減や安全性向上などが期待できることから、ドローン測量が注目されています。しかし、必ずしも費用を抑えられるわけではないことや、天候に左右されやすいといったデメリットもあります。
なお、自社で機材を揃えて実施する場合は、高額な導入コストがかかります。測量の精度やコスト面から専門業者に依頼するのもおすすめです。
ぜひ今回の記事を参考に、ドローン測量について検討してみてください。
また、ドローン業者にお見積りやご相談を希望の方はお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。