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ドローンを操縦してみたい方や、ドローンの購入を検討している方の中で、室内用ドローンという言葉を聞いたことがある方もいるでしょう。
ただ、室内用ドローンと一般的なドローンとでは、具体的にどのように違うのかわからない方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は、室内用ドローンの特徴に加え、一般的なドローンと具体的に何が違うのかを解説します。さらに、室内用ドローンのメリットやデメリットのほか、選ぶときに押さえておきたいポイントも併せて見ていきましょう。
室内用ドローンの最大の特徴は、重量とサイズにあります。室内用ドローンは、手のひらサイズに収まるほどの小型なモデルが多く、重量も100g以下のものが多いです。
小型かつ軽量なドローンは、もともと競技などで使用されていました。しかし、昨今は小型であるという特徴を活かし、障害物が多い室内であっても安全に飛行させられるなどの理由から、室内用ドローンとして注目を集めています。
室内用ドローンは、小型で軽量なのが特徴です。ただ、一般的なドローンにも、小さくて軽いモデルのものはたくさんあるでしょう。
ここでは、室内用ドローンと一般的なドローンの具体的な違いについて、「飛行方法」と「電波帯」という観点から詳しく解説します。
通常のドローンの場合、自動で滞空できるように、気圧センサーやGPS機能による自動ホバリング機能が備わっています。ただ、室内用ドローンには、気圧センサーやGPS機能などが付帯していないものも多く、自動ホバリング機能が搭載されていないモデルも少なくありません。
したがって、室内用ドローンを空中で維持したい場合は、一定の操縦力が必要になるでしょう。ただ、機体自体が小型で軽量であることから、操作性がよく、アクロバット走行などがしやすいのが特徴です。
一般的なドローンだけでなく、室内用ドローンにも、カメラが内蔵されていることが多いです。ただ、空撮で使用するドローンの場合、操縦者自身が機体を目視で確認しながら操縦しなければなりません。その際、2.4GHzの電波帯が使用されるのが一般的です。
一方、室内用ドローンの場合、FPV飛行に対応していることから、パイロットの目線で
リアルタイムの映像を見ながら、操縦することが可能です。ただし、FPV飛行には、高速通信が必要であることから、5.8GHzの電波帯が使われます。
なお、FPV飛行に対応している室内用ドローンには、5.8GHzの電波帯が使われているので、無線免許の取得と開局申請が必要なケースがあります。
室内用ドローンは小型かつ軽量であることから、室内のような狭い範囲でも気軽に飛行させられるのが魅力といえるでしょう。そのほか、室内ドローンにはさまざまなメリットがあります。
ここでは、主に5つのメリットについて、詳しく見ていきましょう。
屋外でドローンを飛行させる場合は、航空法や小型無人機等飛行禁止法など、さまざまな法令や条例に注意して、飛行場所や方法を決めなければなりません。万一、法律や条例で規制されているにもかかわらず、無許可で飛行させた場合、罰則の対象となるので注意が必要です。
しかし、室内用ドローンの場合、機体本体の重量が100g以下であることから、航空法規制の対象外となります。そのため、一般的なドローンよりも、飛行させられる範囲の自由度が高いのが特徴といえるでしょう。
また、室内でドローンを飛行させる場合は、航空法におけるすべての規制の対象外となることから、比較的自由に飛ばすことが可能です。ただ、航空法の規制が対象外であったとしても、ドローンの電波帯によっては無線免許が必要であったり、各自治体の条例に遵守しなければならなかったりするので、留意しましょう。
室内を飛行させることを目的としていることから、天候の影響を受けないのもメリットです。室内用ドローンには、気圧センサーなどが搭載されていないケースが多く、自動ホバリング機能を使うことができません。
そのため、安定して滞空させるためには、高い技術が求められるでしょう。ただ、室内であれば、雨や風の影響を受けないことから、比較的操作しやすいのがメリットです。
室内用ドローンは、100g以下の機体であることから、万が一、墜落してもダメージが少ないのもメリットのひとつです。また、操作ミスや不慮のトラブルにより、壁や人に衝突してしまった場合も、機体自体が小型かつ軽量であることから、衝突ダメージが小さいのも特徴です。
また、ほとんどの室内用ドローンには、プロペラガードが付いているため、直接、回転するプロペラが障害物や人に当たる心配もないでしょう。
ドローンの価格は、サイズや付帯している機能などによって変わりますが、室内用ドローンはシンプルな機能なものが多く、サイズもコンパクトであることから、比較的価格が安いものが多いです。
どのような機能を求めるかによっても価格は異なりますが、2,000円程度で購入できる室内用ドローンもあるので、初心者も手を出しやすい価格帯といえるでしょう。
室内用ドローンは、屋外ではなく室内での飛行を想定しています。そのため、周囲を気にすることなく、いつでも好きなタイミングで飛行させられるのがメリットといえるでしょう。
また、小型かつ軽量であることから、衝突ダメージが低く、自宅でも気軽に飛ばせるのがメリットです。
室内用ドローンは、天候の影響を受けないだけでなく、自宅でも気軽に飛ばせることなどがメリットです。一方で、室内用ドローンには、デメリットもあります。
ここでは、室内用ドローンの3つのデメリットを見ていきましょう。
室内用ドローンは、機体がコンパクトに設計されていることから、搭載されているバッテリー容量が小さいことが多いです。そのため、連続飛行時間が短く、長時間の飛行には向いていません。
ただ、バッテリー容量が小さいということは、その分充電時間も短いので、短時間で繰り返し使うといった方法もあるでしょう。
もしくは、あらかじめ搭載されているバッテリーから、高出力のバッテリーに交換することで、ドローンのスピードを向上させられるほか、長時間の飛行も可能になります。
室内用ドローンは小さくて、軽く作られていることから、衝突ダメージが小さいのが特徴です。しかし、自宅で飛ばしているときに、家具や家電に衝突させてしまうと、状況によっては家具などが壊れてしまう可能性もあるでしょう。
もちろん、ほとんどのドローンにはプロペラガードがついているので、プロペラが家具や家電に直接触れる心配はありません。しかし、スピードが乗った状態で、勢いよくぶつかると、家具や家電に傷が付いてしまうことも珍しくないため、使用時はリスクを理解したうえで使用する必要があります。
室内ドローンだけでなく、一般的なドローンの場合も、プロペラが高速で回転することから、騒音が気になってしまうことがあります。屋外でドローンを飛行させる場合は、音が分散されるので、騒音を感じにくいこともあるでしょう。
しかし、室内でドローンを飛ばすと、音が建物内にこもってしまって、大きな音に感じてしまうことがあります。また、自宅で飛行させる場合は、他の部屋に音が漏れてしまって、家族に迷惑をかけてしまう恐れもあるでしょう。
ひとえに室内用のドローンといっても、さまざまな種類があるので、どうやって選べばいいのか分からない方も多いでしょう。ここでは、ドローンを選ぶときに押さえておきたい4つのポイントを、「重量とサイズ」「機能性」「価格」「品質」に分けて紹介します。
室内用のドローンの場合、狭い空間を飛行させることを想定することから、衝突や墜落時のダメージが低いものを選ぶのがポイントです。小型で軽量なドローンであれば、室内のような限られた空間でも扱いやすくなるのはもちろん、万一の墜落時もダメージが少ないといったメリットがあります。
とくに、100g未満の軽いドローンは持ち運びがしやすいのも利点であることから、室内用ドローンにぴったりでしょう。
室内用ドローンを選ぶときは、重量やサイズに加え、機能性もチェックしておく必要があります。室内のように限られた空間で飛行させなければならないので、安定性の高さだけでなく、操縦性がいいものを選びましょう。
そのほか、バッテリーの寿命やカメラ機能、障害物回避センサーなども確認しておくことをおすすめします。
室内用ドローンの価格帯はピンキリなので、希望や予算に合ったものを選ぶのが大切です。価格が安いドローンだからといって、必ずしも性能が悪いというわけではないので、価格と機能性の両方をしっかりと確認しましょう。
また、価格が高いドローンや、大手メーカーのドローンの場合、修理サービスなどが付帯しているケースがあるので、修理費用なども考慮して検討するのもおすすめです。
メーカーや商品によって品質が異なります。もちろん、価格と品質はある程度の相関関係にあることから、高価格帯のドローンのほうが性能や質が高いケースも少なくありません。
とはいえ、価格が安い室内用ドローンであっても、十分な品質と機能を兼ね備えたものもあることから、価格と品質のバランスを見極めて選択するのがいいでしょう。
なお、実際の品質を確認する方法として、口コミやレビューを確認する方法があります。実際に室内用ドローンを使用したユーザーの評価を確認することで、購入前に品質や機能などを細かくチェックすることが可能です。
室内用ドローンを選ぶときに押さえておきたいポイントは理解できたものの、実際にどの商品を選べばいいのかわからない方も多いでしょう。
ここでは、室内用ドローンの中から、とくにおすすめの3つのモデルを紹介します。
画像引用元:https://www.holystone.com/Article/detail/id/2405.html
HS210(Holy Stone)は、初心者用の小型ドローンであり、インターネット通販などで購入できます。重量はわずか21.8gと非常に軽量であることから、室内での飛行にぴったりのドローンです。
HS210(Holy Stone)には、高性能6軸ジャイロが採用されており、安定した飛行を得意としています。さらに、高度維持機能や、離陸・着陸・360°フリップを簡単に操作できるワンキー操作が付帯しているのも特徴といえるでしょう。
EACHINE E010は、初心者におすすめの室内用ドローンです。価格は2,000円台となっているため気軽に購入しやすく、重量はわずか21gしかありません。
また、3段階のスピード調整が可能であるため、操縦レベルに合わせてスピードを変更できることもポイントです。
画像引用元:https://www.happymodel.cn/?s=Mobula6+HD+V2.0
Happymodel Mobula6 HDは、Mobula6の上位モデルであり、1080P60fpsの動画を撮影できる高画質HDカメラが搭載されています。カメラの角度を調整できるRuncam Nano3カメラに加え、VTX一体式のフライトコントローラーにS-FHSS受信機も採用されているのが特徴です。
なお、重量は約27gであり、小型かつ軽量のドローンであることから、室内飛行にぴったりのモデルといえるでしょう。
室内用ドローンは、天候に左右されずに、いつでも好きなタイミングでドローンの操縦を楽しめることから、近年注目を集めています。また、軽量かつコンパクト設計であることから、万一衝突してもダメージが少ないといったメリットもあるでしょう。
ひとえに室内用ドローンといっても、さまざまな種類があるので、予算や希望に合った機体を選ぶのがポイントです。機体によって、連続飛行時間や機能に違いがあるほか、重量やサイズ、品質も異なります。
さまざまな商品があるので、それぞれの特徴や利点を理解したうえで、自分に合ったドローンを選びましょう。
また、ドローン業者にお見積りやご相談を希望の方はお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。