点検 2024.04.20

「近くで工事してたけどオタクの屋根壊れてましたよ」は要注意! 訪問営業の上手な断り方は?

#屋根

最終更新:2024.04.23

「近くで工事してたけどオタクの屋根壊れてましたよ」などと言って、

屋根の修理業者が訪問営業を行うことがあります。

 

しかし、訪問営業はイメージがよくないこともあり、どのように対応すべきか困惑する方も多いのではないでしょうか。

 

そこで今回は、「近くで工事してたけどオタクの屋根壊れてましたよ」といった訪問営業を受けたときに起こりやすいトラブルを解説します。また、事例や断り方についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

 

 

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屋根修理の訪問営業は悪徳業者の可能性が高い

 

結論として、屋根修理の訪問営業は、すべての業者が悪徳業者であるとは言い切れないものの、悪徳業者である可能性が高いと言えます。

 

実際に、「訪問営業=悪徳業者が多い」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。

 

独立行政法人国民生活センターの発表によれば、訪問販売によるリフォームの相談件数は以下のとおりとなっています。

 

2020年 2021年 2022年
訪問販売によるリフォーム工事の相談件数 8,786 9,753 10,076
点検商法の相談件数 7,024 7,431 8,133

 

 

参考:訪問販売によるリフォーム工事・点検商法|独立行政法人国民生活センター

 

このように、訪問営業のイメージがあまりよくない昨今でも、年々、訪問販売によるリフォームや点検商法の相談件数が増加しているのです。

 

相談内容としては、施工後の請求額が見積もり額とは異なり高額だった、その場で契約を迫られ、断りきれずに契約してしまったなどさまざまです。

 

訪問営業を行っている業者は悪徳業者であるとは断定できませんが、トラブルになる可能性が高いことを認識しておきましょう。

 

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屋根の訪問営業のよくあるトラブル

 

「訪問営業で屋根修理の契約すると、どのようなトラブルになる可能性があるの?」

と疑問に感じる方もいるでしょう。

 

ここでは、屋根の訪問営業のよくあるトラブルを紹介します。

屋根を点検する際に屋根材を故意に壊す

屋根の訪問営業でよくあるトラブルの一つに、「屋根を点検する際に屋根材を故意に壊す」いう行為があります。

 

屋根は家主が簡単に登れないことを利用して、業者が点検を口実に屋根に登り、その際に故意に屋根を壊す手法です。元から屋根に不具合が生じていたように見せかけ、屋根修理を契約させようと提案してきます。

 

その際、業者は「無料で点検できます」などと言って、屋根点検を勧めてくるのが特徴の一つです。

 

無料と聞くと「とりあえず無料で屋根を見てもらえるならいいかな」と考えて、屋根に登ることを許可してしまいがちですが、信頼できない業者に屋根点検を依頼するとトラブルの元になるので注意しましょう。

契約解除やクーリングオフに応じない

断りきれずに契約をしてしまったり、後から調べてみると相場よりも修理費用が高額であったことに気が付いたりして、契約解除やクーリングを進めたいと考える方もいるでしょう。

 

しかし、契約解除やクーリングオフを受け付けない悪徳業者もいます。

 

クーリングオフの適用には条件がありますが、訪問営業で契約した屋根修理の場合、契約から8日以内であれば契約解除が可能です。

 

しかし、クーリングオフの申し出を無視したり、無理やり工事を始めたりして、契約を解除させないようにする業者もいます。

相場よりも高い工事費用を請求する

訪問営業による屋根修理では、「相場よりも高い工事費用を請求される」というトラブルも起こりがちです。

 

屋根修理は定価がないため、業者によって料金設定が異なります。しかし、消費者が屋根修理の相場を知らないことを利用して、相場よりも大幅に高い費用を請求してくる業者もいます。

 

屋根修理の相場を知らないまま契約してしまうと、気付いたときに後悔する可能性が高いため注意しましょう。

工事中に追加費用が発生する

訪問販売による屋根修理では、工事中に追加費用が発生するトラブルも多いです。

 

屋根修理では、実際に工事を進めていくなかで追加工事が必要になることがあります。

 

しかし、悪徳業者は契約を取るために、最初の見積もりを安く提示し、追加費用を請求する前提で工事を進めているケースがあるのです。悪質な手法ですが、見抜くのはむずかしく請求されるまま費用を支払う方も少なくありません。

 

とくに、一度工事を始めてしまうと中断することがむずかしくなるため、追加費用を支払う以外に選択肢がなくなってしまうのです。

 

悪質性を見抜くのはむずかしいですが、本当に必要な追加工事なのか、きちんと説明を受けて納得してから追加費用を払うようにしましょう。

手抜き工事による施工不良が発生する

手抜き工事で施工不良が発生することも、よくあるトラブルの一つです。

 

悪徳業者は利益を優先して、必要な工程を省いたり、質の低い材料を使用したりする傾向があり、施工不良が起こりやすいのです。

 

しかし、屋根修理の施工が終わってすぐの段階では、きれいな状態が維持されます。そのため、すぐに施工不良だと気づくのはむずかしいでしょう。

 

しかし、屋根修理をしてから数か月や数年で雨漏りや破損などの不具合が発生し、施工不良だと気づくことがあるのです。

 

ただ、施工不良に気がづいたときには業者と連絡が取れなくなっていたり、倒産していたりすることもあり、泣き寝入りするケースも少なくありません。

 

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屋根修理の訪問営業の事例3選

 

屋根の訪問営業のよくあるトラブルを解説しましたが、

「本当にそのような悪質な業者がいるの?」

と疑問に感じている方もいるでしょう。

 

そこで、実際にあった屋根修理の訪問営業の事例を3つ紹介します。

 

事例1:「お宅の屋根が壊れてますよ」

まず、

「お宅の屋根が壊れてますよ」

「近くで作業していて、お宅の屋根を見たら壊れていたので危ないので知らせようと思いまして」

といって、作業服を着た職人らしき人が訪問してきた事例があります。

 

その後の流れは以下のとおりです。

家主:「えっ?本当ですか?屋根のどのあたりですか?」 

 

職人らしき人:「あそこです」と屋根を指を指す

 

家主:「よくわからないです、見えないです」

 

職人らしき人:「明日なら屋根まで届くはしごを持ってこれるから直しましょうか?」

 

家主:「えっ、いいんですか?お金は?」

 

職人らしき人:「いらないですよ、ちょっとドライバーで直す程度ですから」

 

参考:Yahoo!知恵袋

 

 

こちらのケースでは、家主が断ったため、点検を依頼することはありませんでした。

 

しかし、親切な人を装って屋根の上に登り、点検をしようとする業者がいるとわかるでしょう。

事例2:「お宅の屋根の板金が緩んでいるのが確認出来たので処置した方がよい」

突然、20歳くらいの作業着姿の男性が訪問してきて、

作業着姿の男性:「今、50メートル先にあるマンション(5階建て)の屋上で作業をしていて塗料の匂いが臭いと苦情が入ったので近所の方に挨拶に来ました。」

 

と挨拶にきたことをきっかけに、続けて、

 

作業着姿の男性:「そう言えばお宅の屋根の板金が緩んでいるのが確認出来たので処置した方がよい。

と提案してきた事例があります。

 

その後の流れは以下のとおりです。

作業着姿の男性:「ここからでは分からないかも知れませんね。ただ、マンションの屋上から見るとよく目立って、凄く気になったのでお伝えに来ました」

 

「もしよければ、今、先輩がいるので、一度、確認しましょうか?」

 

家主:「家を建てた業者に連絡して確認してもらいます。」

 

作業着姿の男性:「そうですか、では気をつけて下さい。」

 

参考:Yahoo!知恵袋

 

 

こちらの事例でも、屋根点検を依頼することはありませんでしたが、近くで作業をしていることを口実に、屋根の点検を勧めてくる業者がいるとわかります。

 

本当に屋根に不具合があり、親切心で提案している可能性もありますが、悪徳業者である可能性もあるため注意しましょう。

 

事例3:「近くで工事してる者ですけどお宅の屋根瓦に壊れている所が見えまして」

 

最後の事例を見ていきましょう。

業者:「近くで工事してる者ですけどお宅の屋根瓦に壊れている所が見えまして」

家主:「あらそうなんだ、お世話になってる業者さんに確認してもらうから大体どの箇所か教えていただける?」

 

 

 

参考:X @yosinotennin

 

上の事例にあるとおり、近くで工事をしていて、屋根が壊れていますよと訪問してくる業者もいるとわかります。

 

知り合いの業者に相談すると伝えたら、しつこく勧誘されることなく帰って行ったことがわかりますが、そのまま点検を依頼していた場合、トラブルになっていた可能性があるといえます。

 

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「近くで工事してたけどオタクの屋根壊れてましたよ」といった訪問営業の断り方

「近くで工事してたけどオタクの屋根壊れてましたよ」などといって屋根修理を提案された際、契約を進めるべきか迷う方も多いでしょう。しかし、迷っている状態で、勢いに任せて契約するのはおすすめしません。

 

ここでは、「近くで工事してたけどオタクの屋根壊れてましたよ」と言われたときの上手な断り方を解説します。

契約する意志がないことを伝える

まず、契約の意志がないことをはっきりと伝えることが大切です。

 

相手を気遣って、あいまいな表現で断ろうとすると、チャンスがあると思わせてしまい逆効果です。

 

「屋根修理をするつもりはありません」「結構です」など、はっきりと契約する意志がないことを伝えましょう。

別日に再訪するよう提案する

本当に屋根が壊れているかもしれない、対応を見ていると親切な業者であるように感じるといった場合は、別日に再訪するよう提案するのがおすすめです。

 

いったん検討する時間を設けることで、家族や知り合いに相談したり、業者のことをインターネットで調べたりする時間が取れます。

 

いろいろ情報収集したうえで、業者と契約するか判断すれば、トラブルになるリスクを軽減できるでしょう。

知り合いの屋根の修理業者に相談すると伝える

押しに弱い、はっきりと断るのは気が引けるといった方は、知り合いの業者に相談すると伝えるのがおすすめです。

 

いつも依頼している業者がいるとわかれば、しつこく勧誘されることはなくなるでしょう。

 

ただし、どこの業者なのかなど質問される可能性があるため注意してください。

 

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訪問営業で「屋根が壊れている」と言われても慌てずにまずは屋根の被害状況を把握しよう

「近くで工事してたけどオタクの屋根壊れてましたよ」といって突然訪問営業が来たら、不安になる方も多いでしょう。

 

しかし、屋根が壊れているからといって、その場で業者に点検を依頼したり、契約を進めたりするのはリスクが高いためおすすめしません。

 

そこで、まずは本当に屋根が壊れているのか、状態を把握することが大切です。その際、複数の業者に点検を依頼し、それぞれの業者の判断を聞くのがよいでしょう。

 

とくに最近では、ドローンで屋根点検を行うケースが増えています。ドローンを利用することで、屋根に直接登らずに点検できるため、点検コストを抑えられるうえに、故意に屋根を破損させられるなどのリスクを回避できます。

 

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なお、ドローンによる屋根点検は以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

 

関連記事:ドローンによる屋根点検のメリット・デメリット!費用相場や点検の流れについても解説

 

訪問営業で「屋根が壊れている」と言われても冷静に対応することが大切

今回は、「近くで工事してたけどオタクの屋根壊れてましたよ」といった訪問営業で起こりがちなトラブルや事例、断り方などを解説しました。

 

屋根が壊れていると訪問してくる業者のなかには、悪徳業者がいるのも事実です。そのため、屋根修理の訪問営業を受けたら、焦って契約を進めようとするのではなく、冷静に対処することが大切です。

 

まずは本当に屋根が壊れているのかを把握するために、屋根点検を実施するのがおすすめです。その際、訪問営業の業者だけでなく、複数の業者に屋根点検を依頼し意見を聞くようにしてください。

 

また、昨今はドローンによる屋根点検が増加しています。ドローンを使った屋根点検は、地上から点検可能なうえに、従来の点検方法と比較して、点検にかかる時間やコストを抑えられるというメリットがあります。

 

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関連記事:【全国版】おすすめのドローン屋根点検業者をご紹介

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