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大規模修繕工事は、マンションの性能や資産価値を維持するために非常に重要です。大規模修繕工事のタイミングが迫っているけれど、どこの業者に依頼して良いかわからないというマンションオーナーや管理組合の方もいるのではないでしょうか。
今回は東京都で実績のある大規模修繕業者を10社ピックアップし、それぞれの特徴やおすすめポイントを解説します。業者選定のポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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東京都でマンションの大規模修繕を行っている工事業者10社について、特徴やおすすめのポイントを紹介します。
| 会社名 | 株式会社新東亜工業 |
| 創業 | 2009年5月 |
| 設立 | 2012年1月 |
| 対応エリア | 千葉県、埼玉県、東京都、栃木県、神奈川県、群馬県、茨城県 |
| 本社所在地 | 〒131-0033東京都墨田区向島3-22-12 栗原ビル2F |
| 電話番号 | 03-6658-5364 |
| 公式URL | https://shintoa-tosou.jp/ |
※2024年11月時点
新東亜工業はマンションの大規模修繕を中心に、防水工事や外壁塗装、屋根工事など幅広く手がける総合建設業者です。
新東亜工業の強みは、スケールメリットを生かした自社一貫体制です。通常マンションの大規模修繕は、元請け業者が一括で工事を受注し、その後外壁塗装や下地補修、防水処理など各箇所を担当する下請けへ施工を依頼します。関わる下請け会社が多ければ多いほど中間マージンが発生し、修繕費用も高くなります。
しかし新東亜工業は、ほぼすべての修繕工事を自社で担っています。そのため中間マージンがかからず、費用を抑えた修繕工事が可能です。また、作業を内製化することで職人同士の連携がスムーズになり、施工スピードや品質が安定している点も魅力です。
| 会社名 | 東京住宅サービス株式会社 |
| 創業 | 1959年8月1日 |
| 設立 | 1964年7月4日 |
| 対応エリア | 東京、埼玉、千葉、神奈川 |
| 本社所在地 | 〒180-0021東京都武蔵野市桜堤1-1-22 |
| 電話番号 | 0422-51-3513 |
| 公式URL | https://www.toujuu.co.jp/ |
※2024年11月時点
東京住宅サービスは創業以来60年以上にわたり、マンションの大規模修繕やリフォーム工事など、建物の再生事業に携わってきた総合改修工事業者です。
東京住宅サービスが大切にするのは、マンションに暮らす人の目線に立った大規模修繕です。人が住んでいる状態で行う大規模修繕は、少なからず入居者にストレスがかかります。東京住宅サービスは入居者のストレスや不安を軽減するため、修繕期間中の防犯・防災対策の徹底や一気通貫の品質管理、安全管理を徹底しています。
また、有資格技術者の多さも同社の強みです。1級建築施工管理技士や1級建築士など、知識や経験、技術力を証明する数々の資格保有者が在籍しています。
引用：https://www.technobestwing.jp/
| 会社名 | ベストウイングテクノ株式会社 |
| 設立 | 1961年2月 |
| 対応エリア | 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県 |
| 本社所在地 | 〒130-0003 東京都墨田区横川3-7-10 JU KINSHICHO NORTH TOWER2階 |
| 電話番号 | 050-5538-0361 |
| 公式URL | https://www.technobestwing.jp/ |
※2024年11月時点
ベストウイングテクノは、大規模修繕工事や塗装・防水工事、リフォームを手がける建設会社です。
ベストウイングテクノは1961年の創業以来、1万件以上の修繕工事に携わってきました。大手ゼネコンの下請けとして多数のマンション・アパートの修繕を行ってきた経験があり、そのノウハウや施工品質を維持したまま、大手ゼネコンよりもリーズナブルな価格で工事を行います。
また同社は綿密な打ち合わせをもとに、予算や希望する工期など、クライアントの要望を柔軟に反映した修繕計画書を作成します。二人三脚の面倒見の良さは大きな魅力です。
| 会社名 | 株式会社繕 |
| 設立 | 2002年5月27日 |
| 対応エリア | 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県 |
| 本社所在地 | 〒121-0064 東京都足立区保木間4-51-7 |
| 電話番号 | 03-5851-7570（代表）0120-624-320 |
| 公式URL | https://zen-re.co.jp/ |
※2024年11月時点
繕は2002年の設立以降、累計30,000棟以上の大規模修繕工事を手がけてきた「大規模修繕
の専門集団」です。
繕の強みは、高品質・低価格・安心の3つを実現する自社一貫の責任施工体制です。繕は特許を取得した防水工法をはじめ、独自技術や特殊技術を駆使し質の高い修繕工事を行います。
また、将来のマンションの資産価値を考え、修繕だけでなく改修工事も提案するなど、マンションのバリューアップにも精通しています。マンションは、築年数が上がるにつれ資産価値が低下していくのが難点です。マンションの資産価値の向上に悩むオーナーにはぴったりの業者といえるでしょう。
| 会社名 | 株式会社セラフ榎本 |
| 創業 | 1963年7月1日 |
| 対応エリア | 埼玉県、東京都、神奈川県、茨城県、群馬県、栃木県、宮城県 |
| 本社所在地 | 〒333-0847埼玉県川口市芝中田2-34-16 |
| 電話番号 | 048-265-1883 |
| 公式URL | https://www.sei.ne.jp/ |
※2024年11月時点
セラフ榎本は、これまで累計40,000戸以上の大規模修繕工事に携わってきた実績のある企業です。
セラフ榎本には、専有部分専門の工事スタッフが在籍しています。そのため、大規模修繕と同時並行で居住者からの個別の修繕依頼にも対応します。また、マンションの管理組合の要望に合わせて「責任施工方式」と「設計監理方式」のどちらにも応える柔軟さや、徹底した品質管理体制も魅力です。
セラフ榎本では、外壁調査にドローンを活用しています。ドローンで調査した内容をAI解析することで目視よりも精度が上がり、修繕箇所の見落としを防ぐことが可能です。
| 会社名 | 株式会社日装・ツツミワークス |
| 設立 | 1997年4月 |
| 対応エリア | 埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、宮城県、愛知県、大阪府、兵庫県、北海道 |
| 本社所在地 | 〒170-0013東京都豊島区東池袋3-4-3 NBF池袋イースト14F |
| 電話番号 | 03-5956-6777 |
| 公式URL | https://www.t-works1.com/ |
※2024年11月時点
日装・ツツミワークスは、関東を中心に関西エリアにも展開する大規模修繕工事の専門業者です。
日装・ツツミワークスは、自社一貫体制を敷く「単一工種」です。下請けを挟まずすべての工事を自社で担うため、中間マージンが発生しません。窓口を1つに絞り作業を内製化することで、職人同士の連携やクライアントとの意思疎通がスムーズになります。
同社は、社員全員が「サービス介助士」の資格を取得しています。バリアフリーの知識を活かした工事内容の提案ができるので、高齢者が多いマンションの大規模修繕工事には特におすすめです。
| 会社名 | 株式会社アール・エヌ・ゴトー |
| 創業 | 1970年4月 |
| 設立 | 1982年10月25日 |
| 対応エリア | 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、静岡県 |
| 本社所在地 | 〒211-0043神奈川県川崎市中原区新城中町16－10 |
| 電話番号 | 044-777-5158 |
| 公式URL | https://www.rngoto.com/ |
※2024年11月時点
アール・エヌ・ゴトーは1982年の設立以来、数多くの大規模修繕に携わってきた改修工事専門会社です。
アール・エヌ・ゴトーは高い施工品質を維持するため、社員教育に力を入れています。徹底した技術教育により、一級塗装技能士や二級防水技能士の他、国土交通大臣から毎年数名のみ顕彰される「建設マスター」も社員から輩出しました。
同社は、一次請けのみ採用しています。その一次請けは10年以上共に施工し、アール・エヌ・ゴトーの工程管理から施工管理までを熟知した協力会社です。そのため品質にばらつきがなく、スムーズな連携で質の高い修繕工事を行います。
引用：https://www.kashiwabara.co.jp/repair/
| 会社名 | 株式会社 カシワバラ・コーポレーション |
| 設立 | 1949年3月1日 |
| 対応エリア | 北海道、青森県、宮城県、福島県、茨城県、埼玉県、東京都、神奈川県、千葉県、新潟県、愛知県、静岡県、三重県、京都府、大阪府、和歌山県、兵庫県、岡山県、広島県、山口県、島根県、愛媛県、香川県、福岡県、大分県、長崎県、鹿児島県、沖縄県 |
| 本社所在地 | 〒108-0075東京都港区港南1-2-70 品川シーズンテラス18F |
| 電話番号 | 0120-48-4116 |
| 公式URL | https://www.kashiwabara.co.jp/repair/ |
※2024年11月時点
カシワバラ・コーポレーションは、北海道から沖縄県まで展開する大手建設会社です。
カシワバラ・コーポレーションの強みは、インフラのメンテナンスも手がける技術力の高さです。複雑な構造のタワーマンションから大型ビルまで、あらゆる建物の大規模修繕を請け負います。
また、工事中の住民の暮らしやすさにも配慮を欠かしません。大規模修繕工事の最中は、洗濯物が干しにくくなるなど、何かと生活に不便が出てきます。同社が提供する大規模修繕工事専用のWEBサイト「SAPOTOCiO」では、マンション住民一人ひとりが工事の進捗や洗濯物が干せる・干せないといった細かな情報を確認できます。
| 会社名 | マリオン株式会社 |
| 設立 | 2006年7月10日 |
| 対応エリア | 東京都、埼玉県近郊 |
| 本社所在地 | 〒351-0001 埼玉県朝霞市上内間木377-19 |
| 電話番号 | 048-423-2906 |
| 公式URL | https://www.marion-inc.jp/ |
※2024年11月時点
マリオンは東京都を中心にマンションの大規模修繕や外壁塗装、防水工事の専門施工会社です。
マリオンは見積もりから提案、施工までをワンストップで行う責任施工体制を敷いています。各分野の専門資格を保有するスタッフが多く在籍しているなど、施工品質の高さが魅力です。
また、大規模修繕工事や外壁修繕工事の専門店なので、自社保有の設備が充実しています。資材レンタル費や資材運搬費などがかからない分、間接経費が抑えられる点もメリットでしょう。
引用：https://www.yashima-re.co.jp/
| 会社名 | ヤシマ工業株式会社 |
| 創業 | 1804年 |
| 設立 | 1964年11月 |
| 対応エリア | 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県 |
| 本社所在地 | 〒165-0026 東京都中野区新井二丁目10番11号 |
| 電話番号 | 03-6365-1818 |
| 公式URL | https://www.yashima-re.co.jp/ |
※2024年11月時点
ヤシマ工業は、江戸時代に建築家屋の内外塗装を請け負う卸販売業を開業して以来、塗装分野は200年、マンションの大規模修繕には40年以上携わってきた老舗企業です。
ヤシマ工業は「マンション100年化計画」というテーマのもと、これまで首都圏を中心に5,000棟以上の大規模修繕を行ってきました。築年数ごとに重視すべき修繕ポイントを洗い出し、蓄積されたノウハウのもと高品質な施工を行います。また、20年後、30年後を見据えた工事費用の資金計画を一緒に立ててくれる点も魅力です。
ヤシマ工業はアスベストの除去・調査にも長年取り組んでいます。そのため、アスベストが使われている古いマンションの大規模修繕にも対応可能です。
東京都で大規模修繕工事を行っている業者を選ぶ際は、以下の4つのポイントを意識しましょう。
1つずつ解説します。
業者を選ぶ際まず確認したいのが、これまでどれだけの大規模修繕工事を行ってきたか、どのような施工を行ってきたかという経験と実績です。
マンションの大規模修繕工事は、人が住んでいる状態で実施します。単純な修繕工事とは異なり、居住者の生活に気を配りつつ施工しなければいけません。住民のストレスを軽減させながら、質の高い修繕工事を行える知識や技術、経験が十分にあるか、必ず確認しておきましょう。
また、マンションの大規模修繕工事は居住者や近隣住民からのクレームなど、トラブルが起きやすい傾向にあります。トラブルに対する予防策と対処方法のノウハウがあるかという点も、施工業者を選ぶ上で重視したいポイントです。
施工業者の技術力を測る1つの指標として、資格保有者の有無があります。大規模修繕工事を行う業者が保有する資格の例を以下に挙げます。
もちろん、資格がなければ技術がないというわけではありませんが、高い技術力を持つ施工業者は往々にして資格保有者が多い傾向にあります。
マンションの大規模修繕工事は、計画から完了までに数年かかることも少なくありません。工事の完了後もアフターサポートを受けるため、施工業者との関わりは続きます。
また、大規模修繕工事は12～15年周期で行われることが多く、施工品質が良ければ次回の修繕工事を依頼することもあるでしょう。経営が安定している会社であれば倒産リスクも低く、長い付き合いが期待できます。
施工業者を選ぶ際は、経営基盤が安定しているか、設立からどれだけ経っているかという点も注視しましょう。
大規模修繕は工事が完了した後も、定期的な点検やメンテナンスが必要です。こまめにメンテナンスを行えばマンション自体の寿命も延び、居住者も快適に住み続けることができます。
定期点検の間隔や万が一不具合が起こった場合の対応など、アフターサポート体制は施工業者によって異なります。工事完了後もどれくらい丁寧に、また長い期間サポートしてくれるか、保証内容やアフターサポート体制もよく確認しておきましょう。
マンションの大規模修繕工事は、以下の流れで進みます。
1つずつ見ていきましょう。
施工業者の候補をいくつかピックアップしたら、コンタクトを取って現地調査を依頼します。基本的には現地調査や見積もりは無料で対応してもらえます。その際、わからないことがあれば質問して、不明点をクリアにしておきましょう。
提案内容や工事費用、スケジュールを吟味し、施工業者を1つに絞ったらマンションの総会を開きます。一部の人だけの独断で契約すると、後々トラブルに発展してしまう恐れがあります。必ず総会で決議をとってから契約に進みましょう。
契約完了後は、マンション住民に向けた説明会を開催します。
施工業者によっては、管理組合に代わって住民説明会を行ってくれる場合もあります。そうでなくても、ほとんどの大規模修繕施工業者が説明会の準備を手伝ってくれるので、相談しながら進めていきましょう。
説明会で出たマンション住民の意見や要望もすくい上げ、工事に反映できるよう働きかけることも大切です。
マンション住民への説明会が無事終わったら、いよいよ着工です。
工事期間中は大規模修繕委員会を発足させ、契約内容通りに工事が進んでいるか、スケジュールに遅延がないかしっかりと監視します。
また、トラブルが発生した際の対応も重要です。大規模修繕工事の実績が多い施工業者であれば、委員会に代わってトラブル対応をしてくれる場合もあります。
工事の完了後、竣工検査にて不具合がないか確認します。施工会社が行う検査とは別に大規模修繕委員会でも確認することで、チェック漏れを防げます。不具合がないことをしっかり確認してから、引き渡しの書類にサインしましょう。
次回の大規模修繕工事に活かすためにも施工に関する書類はすべて保管し、管理組合の面々が変わった後も把握しやすいよう、必要に応じてデータ化しておきましょう。
マンションの大規模修繕工事の費用相場は、1戸あたり約100万円ほどといわれています。マンション単位の大規模修繕工事の費用相場を以下にまとめました。
| 大規模修繕の回数 | 費用相場（もっとも多い割合） |
| 1回目 | 4,000～6,000万円 |
| 2回目 | 6,000～8,000万円 |
| 3回目 | 6,000～8,000万円または1億～1億5,000万円 |
参照：令和3年度マンション大規模修繕工事に関する実態調査｜国土交通省
マンションの築年数が上がればその分修繕箇所も増えてくるため、大規模修繕の回数が増えるごとに費用も高額になっていきます。
大規模修繕工事の費用は修繕積立金によってまかなわれることが一般的です。しかしさまざまな要因で、修繕積立金では足りなくなるケースもあります。そういった場合は、マンション住民から追加徴収したり、大規模修繕工事を延期したり、金融機関から借り入れを行ったりします。いずれの場合も、マンション住民からの合意が必要です。
関連記事：大規模修繕にかかる費用は？工事の流れや払えない場合の対処法を解説
大規模修繕を行うかまだ迷っている段階であれば、施工業者に連絡する前にドローン調査でマンションの劣化状況を確認するという方法があります。
赤外線カメラを搭載したドローンであれば、外壁や屋上の劣化状況を目視よりも正確に把握できます。また、人間が実施するよりも検査にかかる日数を大幅に短縮できます。
今回紹介したセラフ榎本では、ドローンとAIを活用した外壁調査を実施しています。大規模修繕業者の中にはドローン調査を行っているところもあるので、チェックしてみましょう。
初めて大規模修繕工事を行うマンションだと、何かと不明点が多いものです。大規模修繕業者に相談しにくい内容や、契約前に第三者に確認しておきたいことがあった際は、以下の公的機関を頼ってみましょう。
| 機関名 | 問い合わせ先 | 公式URL |
| 公益財団法人マンション管理センター | https://www.mankan.or.jp/about/p11_01.html（各種問い合わせフォーム）03-3222-1516（代表） | https://www.mankan.or.jp/ |
| 一般社団法人マンション管理業協会 | 050-3733-8982（マンション管理について） 03-3500-2719（マンションの維持保全等技術関係について） 03-3500-2721（その他） | https://www.kanrikyo.or.jp/index.html |
また、国土交通省の「マンション政策」のページでは、大規模修繕計画や修繕積立金などマンション管理に関する各種のガイドラインを閲覧できます。
国内随一の人口を誇る東京都はマンションの数も多く、その分実績のある大規模修繕業者も多くいます。
大規模修繕業者を選ぶ際は、費用だけでなく経験や実績、会社の安定性などを考慮し、納得できるところと契約しましょう。大規模修繕の実施そのものに悩んでいる場合は、ドローン調査で修繕の要否を確認するのもおすすめです。
ドローンガイドでは、ドローンを活用する点検専門業者を全国から探すことができます。
ドローン業者に点検のお見積りやご相談を希望の方はお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
＼大規模修繕の前にドローンで劣化状況チェック！／
