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瓦は経年劣化や飛来物がぶつかったなどが原因で、ひび割れが生じることがあります。
実際に、自宅の瓦にひび割れが生じていることを見つけた方のなかには、
「瓦を自分でくっつけて補修しても問題ないのかな?」
「雨漏りは発生していないし、放置していたも問題なにのだろうか?」
といった疑問を持っている方もいるでしょう。
そこで今回は、瓦のひび割れは自分で補修できるのかを解説します。また、瓦のひび割れを放置するリスクや業者に修理を依頼したときの相場なども解説しますので、ぜひ参考にしてください。
結論として、屋根の状態や瓦のひび割れの程度によっては自分で対応可能です。
たとえば、ひび割れている枚数が少なかったり、軽度のひび割れであったりする場合、自分で補修できることもあります。反対に、瓦が何枚も割れている、瓦だけでなく下地の劣化も進んでいるといった場合は、業者に依頼することをおすすめします。
また、専門業者に瓦のひび割れの補修を依頼しても、すぐに駆けつけてもらえるとは限りません。その間に雨が降って雨漏りが発生するといったことも考えられるため、ブルーシートでひび割れの箇所を覆って土のう袋などで固定するのも応急処置ではあるものの有効な手段です。
ただし、瓦のひび割れを自分で補修しようとして、怪我をしたり、屋根の状態を悪化させたりすることも少なくありません。
自分でできるのはあくまで応急処置であると考え、基本的には専門業者に点検・補修を依頼するようにしましょう。
屋根の状態や瓦のひび割れを範囲によっては、自分で補修可能です。
では、瓦のひび割れを自分で補修する際、具体的にどのような方法で行うべきか見ていきましょう。
瓦にひび割れが生じたときは、同じ形状の瓦を入手し、差し替えれば補修可能です。ただし、自宅で採用している瓦と同じ形状の瓦を入手しなければなりません。
施工自体の難易度は低く、ひび割れた瓦を外して、既存の瓦が合ったところに新しい瓦を取り付けるだけで完了します。
瓦は1枚あたり500円程度が相場であるため、費用も安く抑えられるでしょう。
「自宅で採用している瓦の種類がわからない」
「ホームセンターで揃えられる材料で直したい」
といった場合、パテで瓦のひび割れを埋めるのも方法の一つです。
パテで瓦のひび割れを埋めるときは、パテが瓦に密着するよう、ゴミやホコリをきれいに取り除きます。そして、ひび割れている部分にパテを塗ってきれいに整えます。
ひび割れの範囲が大きすぎたり、細かくひび割れていたりする場合はむずかしい方法です。また、あくまで応急処置となるため、パテが劣化し始める前に、瓦ごと交換するなどの対処法を検討するようにしましょう。
防水性のあるテープを使って、瓦をくっつける方法もあります。
ひび割れ部分をテープで覆うように施工しますが、テープを貼る面の油分やゴミを取り除いてから貼り付けるのがポイントです。
作業自体は簡単ですが、こちらの方法も応急処置となるため、根本的に問題を解決するためには、早めに専門業者へ修理を依頼してください。
なお、いずれの方法であっても、屋根の上に登って作業する分、怪我や滑落のリスクが伴います。瓦の谷になっている部分を縦長に踏むようにする、滑りにくい靴を履くなどして、対策をしたうえで作業するようにしてください。
瓦のひび割れが軽度であっても、屋根の上で作業することに危険を感じる場合は、専門業者に依頼するのがおすすめです。
瓦がひび割れているとわかっていても、
「雨漏りなどの不具合が起きていないため、放置していても問題ないのでは?」
と考えている方もいるでしょう。
しかし、瓦のひび割れを放置していると、さまざまなリスクがあります。
では、瓦のひび割れを放置すると、どのようなリスクがあるのか見ていきましょう。
瓦のひび割れを放置すると、雨漏りの原因になるリスクがあります。
瓦屋根は、最も外側にある瓦から防水シート、野地板の3層で構造されています。野地板には防水機能がないため、瓦が一次防水の役割を果たし、瓦の隙間から入り込む雨水を防水シートで受け流すことで、屋根の防水性が維持されています。
そのため、瓦がひび割れたとしても、防水シートの状態に問題がなければ、すぐに雨漏りが発生することはありません。
しかし、経年劣化によって防水シートにも劣化が生じていたり、瓦がひび割れた状態で放っておくことで防水シートの劣化が早まったりして、結果として雨漏りに発展することがあるのです。
瓦のひび割れを放置していると、そこから鳥などの小動物が入り込む可能性があります。
たとえば、鳥が屋根の内部に入ると、糞尿の影響で屋根が傷んだり、異臭の原因になったりするでしょう。
このような小動物による被害をなくすためにも、屋根のひび割れを見つけたら対処することが大切です。
瓦のひび割れを放置していると、次第にひび割れが大きくなり、瓦の落下やズレの原因になります。
瓦が落下したときに通行人にぶつかったり、ズレが大きくなって雨漏りになったりするリスクがあるため、ひび割れを放置するのはやめましょう。
瓦のひび割れを業者に依頼して修理してもらう際、費用面が気になる方も多いでしょう。
瓦のひび割れ補修を業者に依頼したときの費用は被害の大きさや補修内容、下地の状態などで異なりますが、おおよその費用相場は以下のとおりです。
修理方法 | 修理費用の相場 |
瓦のコーキング補修 | 3~15万円 |
瓦の差し替え・交換 | 20~100万円 |
漆喰修理 | 20~60万円 |
釘の打ち直し | 20~60万円 |
葺き替え | 80~250万円 |
上のとおり、修理方法ごとに費用相場に大きな差があります。
さらに、修理範囲などでも費用が変わるため、詳しい修理費用について知りたい方は、業者に見積もりを作成してもらうようにしましょう。
瓦のひび割れを放置していても、自然に状態がよくなることはありません。むしろ、雨漏りなど、家の劣化を早めるリスクが高まるため、早めに補修することが大切です。
ただし、瓦のひび割れを補修するときは、下地などほかの箇所が劣化していないか事前に確認したうえで、補修を進める必要があります。
そこで、瓦のひび割れを見つけたら、まずはドローンによる赤外線調査を実施するのがおすすめです。
赤外線カメラを搭載したドローンで屋根を撮影し、撮影したデータを解析することで、屋根の状態を細かく把握できます。
また、従来の屋根調査では、作業員が屋根に登って作業しなければなりませんでしたが、ドローンを使うと作業員が地上から調査できるうえに、短時間で済むことから、コストメリットの大きいことも魅力です。さらに、足場を組んだり、クレーン車を用意したりする必要もありません。
「できるだけ費用を抑えつつ、屋根の状態を把握したい」
という方はドローン調査を利用してみましょう。
なお、ドローンによる屋根点検は以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
関連記事:ドローンによる屋根点検のメリット・デメリット!費用相場や点検の流れについても解説
関連記事:外壁の赤外線調査とは?打診調査との違いや費用について解説
今回は、瓦屋根のひび割れについて解説しました。
瓦にひび割れが生じたときは、状態によっては自分で補修できます。ただし、自分でできるのはあくまで応急処置となるため、適切に補修を行うためにも、業界に依頼することをおすすめします。
なお、瓦のひび割れを補修するためには、まず屋根全体の状態を把握する必要があります。そこで、まずはドローンによる赤外線調査を実施してみるのがおすすめです。
赤外線カメラを搭載したドローンで家を至近距離で撮影し、状態を細かくチェックできます。「費用を抑えつつ、屋根の状態を把握して補修を進めたい」という方は、ぜひドローン調査を利用してみてください。
また、ドローン業者に点検のお見積りやご相談を希望の方はお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。